立ち仕事は腰痛になりやすい!3つの対策方法を公開

腰痛(ようつう)

仕事が原因で腰痛を発症するケースは多々見受けられますが、座りっぱなしのデスクワークだけでなく、立ち仕事が中心の方にとっても腰痛は身近に起こり得るようです。

「立ち仕事による腰痛」というと、一般的には「何か無理な体勢をとった」、もしくは「重たいものを持ち上げようとした」等の決定的な原因があると考えられがちですが、ただ立っているだけでも腰痛の原因になるため注意が必要です。

このページでは、立ち仕事で腰痛を発症してしまう原因と、腰痛を予防するために効果的な3つの対策を解説しましょう。

立ち仕事で腰痛になる原因


立ったまま仕事をしていると、どうしても下半身に痛みや疲労が感じられるもの。

なぜかというと、下半身の背面の筋肉、特にお尻の外側の「中殿筋」に対して常に負担がかかった状態になるからです。

長時間、中殿筋に負担がかかり続けると、次第に中殿筋の周辺にある腰回りの筋肉が強張り始め、腰に違和感や痛みへと発展します。

これを放置しておくと、慢性的な腰痛へと移行してしまうため、早めの対処が得策です。

立ち仕事による腰痛を予防するための3つの対策方法


長時間の立ち仕事による足腰への負担、これに伴う腰痛の緩和には、以下にご紹介する3つの対策法が有効です。

いずれも難しい取り組みではありませんから、腰痛を懸念する方やすでに腰痛が生じ始めている方は試してみてください。

立ち仕事による腰痛対策その1.適度に腰回りを動かして凝りを改善

腰痛予防に最適なのは、腰回りの筋肉の凝りを解消し、血流を良くすることです。

筋肉の凝りは疲労物質の蓄積を招きますが、この疲労物質こそが末梢神経を刺激し、直接的に痛みを生じさせるのです。

仕事の合間に、腰を回したり、反らせたりといったストレッチをこまめに行うことで、ちょっとした腰の違和感を深刻な腰痛に発展させることを防止できます。

立ち仕事による腰痛対策その2.きれいな姿勢を意識する

また、腰痛が起こりにくい立ち方を心がけることも重要です。

長時間立ったままでいると、左右どちらかに体重が偏った姿勢になりがちですが、このような姿勢は骨盤にゆがみが生じさせ、腰痛を発症させる原因となります。

立ち仕事の際には、できるだけ左右均等に体重をかけることを心がけましょう。

また、美しい立ち姿勢を保つためには靴やインソール選びも重要になります。

ご自身の足にしっかりフィットするものを使うことで、姿勢を安定させやすくなるためお勧めです。

立ち仕事による腰痛対策その3.症状がある場合はベルトやコルセットを活用

すでに腰痛がある状態で立ち仕事に従事しなければならない場合、専用のベルトやコルセットの使用が効果的です。

ひと口に「腰痛ベルト」「コルセット」といっても症状に応じて様々なタイプのものがあります。

ご自身の腰の状態や痛みに合ったものを選べると良いでしょう。

立ち仕事による腰痛の原因と有効な対策を知り、症状を生じさせない、悪化させない工夫を積極的に講じてまいりましょう!

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このサイトは、腰痛に関する情報提供を目的としております。
■ このサイトに記載している内容は、医学的な研究による根拠や証拠に基づいて掲載されていますが、すべての腰痛について効果を保証するものではありません。
■ 腰痛には様々な原因がありますが、まれに重大な病気やケガなどが原因となっている場合があります。万が一そのような病気やケガが発見された場合は、医師の指示に従い、原因となっている病気やケガの治療に専念してください。
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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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