体幹は水泳で鍛えられる!水泳の驚くべき効果とは?

体幹

全身運動の代表格ともいえる水泳は、トレーニングやダイエットに励む方に、幅広く取り入れられている運動のひとつです。

水中では浮力が働くため、陸上で行う運動と比較すると小さな負荷で行えるのが水泳の特徴ですが、四泳法をしっかり泳ぐことで体幹を鍛えることもできます。

本記事では、体幹トレーニングにも有効となる水泳の驚くべき効果について解説します。

水泳と体幹の密接な関係性

水泳が体幹に効くのはなぜでしょうか?

水泳という運動の特徴に注目しながら、体幹トレーニングとの関連性を考えてみましょう。

全身の筋肉をバランス良く鍛えることができる

水泳は、全身に水圧による負荷をかけながら行う運動です。

水の抵抗を受けながら歩行したり、泳いだりすることで、全身の筋肉をまんべんなく使い、身体を動かすことが可能となります。

また、いずれの泳法においても身体の軸を意識することが不可欠ですから、自然と体幹が鍛えられるというわけです。

呼吸が深くなり、基礎代謝が向上する

身体に水圧がかかることは、呼吸や代謝にも良い影響を及ぼします。

水圧をかけながら身体を動かすことで、心臓がより強く血液を送り出す必要があり、そのために深い呼吸を行うようになります。

深い呼吸とは、体幹の一部でもある横隔膜を上下にしっかり動かすこと。

つまり、体幹トレーニングによって腹部の血流が改善され、同時に基礎代謝が向上することを意味します。

水泳と体幹トレーニング、両者を効率良く行うためのポイント


このように、水泳と体幹トレーニングは密接に関わり合っており、やり方のポイントをおさえることで両者を効率良く行うことができるようになります。

正しい順番は「体幹トレーニング→水泳」

水泳と体幹トレーニング、両方の効果を高めるためには、無酸素運動をしてから有酸素運動を行うという順序を守ることが肝心です。

まずは体幹トレーニングでしっかりカロリーを消耗すると共に、成長ホルモンの分泌を促します。

その後、プールで有酸素運動をして乳酸の排出を促進しつつ、しっかり筋肉を動かして成長させていくことで、体幹を中心とする全身の筋肉を効率良く鍛えることができます。

トレーニングと併せて、栄養補給も忘れずに

また、十分に栄養を摂取できていなければ、筋肉をつけることはできません。

日頃から栄養バランスのとれた食事を心がけると共に、体幹トレーニング後の栄養補給を心がけるのが得策です。

水泳前には、バナナやゼリー飲料等を摂取すると、筋肉作りに効果的です。

水泳で体幹を鍛えるには継続的な取り組みが不可欠


体幹を鍛えることでも水泳でも、「一度に長時間行う」よりも「短時間でもできるだけ高頻度で、継続的に行う」方が効果を実感しやすいと言えます。

もっとも、水泳に関しては毎日というわけにはいかないでしょうから、週に2~3回、それが難しれば週1回でも、定期的に泳げるのが理想です。

一方で、水泳と比較するとちょっとした時間に気軽に行える体幹トレーニングに関しては、できる限り毎日行って、ルーティン化できると良いでしょう。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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