【自分でできる】肩こりに効くツボとその押し方とは?

肩こり

「ちょっと調子が悪いな」という時、ツボ押しのセルフケアを行うことで辛い症状が改善することがあります。

ツボは身体のあらゆる部分に点在していて、もちろん「肩こり」に効くツボもあります。

本日は、肩こりにお悩みの方におすすめのツボを3つ、ご紹介しましょう。

肩こりに即効性のある「肩井(けんせい)」

「肩井(けんせい)」は、肩の筋肉が盛り上がっている部分にある、肩こり改善にうってつけのツボです。

首を曲げた際、首の後ろに大きく出る骨の下のくぼみと肩先の中央あたりに、左右1カ所ずつあります。

肩の筋肉が盛り上がっている部分に手を置き、中指でグリグリと押して刺激しましょう。

頭痛や肩こり、眼精疲労の改善に「天柱(てんちゅう)」

髪の生え際部分、首の中心より少し外側にある太い筋肉の外側にあるのが「天柱(てんちゅう)」というツボです。

ここは、常に頭を支えており、特に疲労が蓄積しがちな部分。

定期的にほぐしてあげることで、頭痛や肩こり、眼精疲労の改善や自律神経を整える作用が期待できます。

頭を手のひら全体で包み込むようにして持ち、親指を天柱に当ててグリグリと刺激することで心地良さが感じられます。

肩こりの程度を知る目安「手三里(てさんり)」

肘を曲げた時に生じるしわ部分から、手首に向かって指3本分降りたあたりにあるのが「手三里(てさんり)」というツボです。

少し押しただけで痛みを感じる方も多いかもしれませんが、肩こりがひどければひどいほど強く痛む部分と言われています。

手三里が痛む方は、腕を掴むようにしてそのまま親指で垂直に優しくもみほぐすようにすると、筋肉が緩み肩こりを改善させることができます。

肩こりに効くツボ押し 3つの注意点

ツボ押しのコツは「あまり力を入れ過ぎないこと」、そして「押す時間は15秒を目安にすること」です。

痛気持ち良い程度の力で、短時間行うようにしましょう。

あまり力を入れ過ぎてしまうと筋組織が破壊されて炎症が生じる原因となりますし、長時間行うことで血圧が下がり体調不良が引き起こされることがあります(俗にいう「揉み返し」)。

併せて、ツボ押しをする際には以下の3点に留意する必要があります。

食後60分以内のツボ押し

食後にツボ押しをして、吐き気を催したことのある方もいらっしゃるかもしれません。

食後すぐは食べたものを消化するため、消化器に血液が集まっている状態ですが、ツボ押しによって血行不良が改善されことで消化器官系の血液量が減り、消化が妨げられてしまうことがあります。

食後のツボ押しは避けましょう。

飲酒後のツボ押し

前述の通り、ツボを刺激することで血行が良くなりますが、アルコールを摂取してからツボ押しをすることで酔いが回りやすくなることがあります。

吐き気の原因になりますので、飲酒後のツボ押しには注意が必要です。

妊娠中のツボ押し

妊娠中の身体はちょっとした刺激にも敏感に反応してしまうデリケートな状態です。

ツボ押しによって子宮の収縮が促されることもありますので、セルフケアでのツボ押しは控えるようにしましょう。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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