その肩こり大丈夫?内臓が原因の可能性も・・

肩こり

ひどい肩こりだと思っていた症状も、場合によっては内臓の病気である可能性があるため、注意が必要です。

肩こりの特徴と内臓が原因となって生じる肩の痛みの出方を比較し、少しでも「おかしいな」と感じたら早めの受診を心がけましょう。

内臓の病気で肩こりが生じるのはなぜ?

現代人であれば誰でも程度の差こそあれ肩に痛みを感じているものですが、内臓の不調が引き起こす肩の痛みというのもあります。

「なぜ、内臓と肩が関係あるのか」と思われるかもしれませんが、これは「体内における痛みの伝達エラー」によるもの。

心臓、肺、肝臓等の臓器の痛みは脊髄を通して脳に届けられますが、多くの神経が入り混じる脊髄において、何かしらの伝達エラーにより、内臓の痛みが誤って肩の痛みとして伝達されてしまうことがあるのです。

痛みの特徴別!肩こりと内臓の病気の見分け方

肩に痛みがあるならば、肩もしくはその他の部分に不調が生じていることは確かですが、一体どこが原因になっているのかを区別することは容易ではありません。

正確なことは、受診してみないと分かりませんが、ここでは一応の目安として、肩こりと内臓の病気による痛みの出方の違いをご紹介しておきます。

肩こりによる肩の痛みの特徴

「肩こり=肩の筋肉の炎症」であることに鑑みれば、動かすことで痛みが増しやすいという特徴があります。

肩を大きく回してみて、痛みに変化があれば(痛みが増すようであれば)、肩こりの可能性が高いと言えます。

内臓の病気による痛みの特徴

一方で、肩こりと違って肩を動かしても痛みに変化がない(痛みが増さない)他、以下の症状を伴う場合には、内臓疾患の可能性が疑われます。「単なる肩こり」と判断せず、早急に専門医を受診する必要があります。

・ 吐き気、冷や汗などの症状を伴う
・ 頭痛を併発している
・ 寝ているときに症状が悪化しやすい
・ 胸が締め付けられるような痛みがある
・ 息切れしやすい、息苦しい

肩の痛みとして伝達されやすい内臓疾患


肩こりに似た痛みが生じやすい内臓疾患には、肺、心臓、肝臓の病気があります。

肺の病気として考えられるのが気胸、肺気腫、肺がんです。

いずれも喫煙者であったり、華奢な体型であったりする方が患いやすく、肩の痛みと共に息苦しさや咳・たん、むくみ、胸の痛み等があります。

また、肩こりを伴う心臓の病気として考えられるのが、狭心症、心筋梗塞です。

喫煙者の他、血糖値や血圧値が高い方、飲酒を多くする方、高齢者等が患いやすく、突然解消することのある肩こりのような痛み、左肩、左腕、背中、胃の強い痛み等が特徴として挙げられます。

加えて、慢性肝炎という肝臓の病気でも、肩こりのような痛みがあります。

皮膚のかゆみや発疹、皮膚が黄色っぽくなる、尿が紅茶のような濃い茶色になるといった症状を併発する場合、肝炎が疑われます。

「肩こり」として感じられる痛みは、内臓の病気のサインかもしれません。

内臓疾患であれば、セルフケアで症状を改善することはできず、そのままにしておくとどんどん悪化してしまいます。

肩こりの他、気になる症状を併発している場合には、一度受診されることをお勧めします。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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