首こりの場合は首の後ろを温めるのが大事!首の冷えには気をつけて

首こり

「冷えは万病の元」と言われる通り、あらゆる身体の不調は冷えからくるといっても過言ではありません。

とりわけ首の後ろの冷えは、首や肩のこり、頭痛等の直接的な原因となるため、注意したいですね。

本記事では、なぜ首の後ろが冷えてしまうのか?また、首こりを防ぐための首を温める方法を学びましょう。

首の後ろが冷えやすいのはなぜ?

身体のパーツの中でも、首の後ろは指先や足先同様、特に冷えやすい部分として知られています。

確かに、首周りはスカーフやマフラーを巻いたり、意識的にタートルネックを着用したりする等しない限り洋服では覆えませんから、冷房や外気の影響を受けやすい部分です。

「手首、足首を含む「首」のつく部分は冷やさないように気を付けるべき」とよく言われますが、まさに露出頻度の高い首元は意識して冷えから守るべきですね。

首元の冷えによって首こりが起こる原因

首周りの冷えが進むことによって首こりが生じやすくなるのは、血流が悪くなるからです。

ただでさえ、首は日常的な負担や姿勢の悪さ等で凝り固まりやすい部分です。それに加え、冷えによって一層血流が滞ると、深刻な首こりに発展します。

首こりだけではない!首の冷えによって生じる自律神経の乱れに注意

また、首には神経や血管が集中しているため、冷えによる負担は自律神経のバランスを崩す原因にもなります。

自律神経系の乱れは、集中力の低下や慢性的な疲労感、下痢や腹痛、肌荒れ等のあらゆる不調の原因となりますから、くれぐれも注意したいところです。

首こり防止に効く、「温め」のポイント

首の冷えを防ぐためには、意識的に首元の温めを行っていくことが重要です。

首周りには多くの血管があるため、温めることで全身の血行促進が促されれば、首こりを始めとする体調不良が改善される可能性があります。

お風呂の際には湯船に浸かる

忙しいからと言って、毎日のお風呂をシャワーだけで済ませていないでしょうか?

しっかりと湯船に浸かることで、身体が温まるだけでなく、筋肉をほぐす効果も期待できます。

また、ダイエット目的で半身浴をしている方も多いと思いますが、首周りを温める入浴としては不十分です。

お風呂上がりは髪の毛は早めに乾かすのがおすすめ

お風呂上りに濡れた髪をそのままにしておくと、水気で頭が冷え、首の冷えにもつながります。

濡れた髪はドライヤーですぐに乾かして、頭や首元を冷やさない様、心がけましょう。

また、冬場、就寝前に首周りに冷えを感じたら、ドライヤーの熱風で首の後ろを温めてから布団に入るようにするのもおすすめです。

冷えを感じたら、いつでもホットタオル(もしくはカイロ)

この他、日中にも首の後ろが冷たいときには、ホットタオル(もしくはカイロ)を活用すると良いでしょう。

温めたタオルを直接首の後ろにあてることで、首こり症状を緩和させることができます。

ホットタオルの作り方はいたってシンプルで、水に濡らしたタオルをサランラップで巻き、電子レンジで一分ほど温めるだけです。

辛い首こりは、首元を温めることで改善される可能性があります。

暑い季節でも、冷房等で首の後ろが冷たくなっていることは珍しくありません。

首こりにお悩みの方は、年間を通して首周りを温めるよう心がけましょう!

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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