足の柔軟体操で体を柔らかく保つ

足の柔軟体操で体を柔らかく保つ

年を取ると自然と体も硬くなっていくもの、と諦めていませんか?実はこれ、思い込みによる大きな間違いなんです。
今回はそんな、体の柔軟性についてのお話をお届けします。

体の柔軟性を保っていつまでも元気になるには足の柔軟体操が一番!

一般的に体が柔らかいとか、硬いなどという言い方をしますが、同じ年齢でも体の柔軟性は人それぞれです。同じくらいの年のはずなのに、あの人は体が柔らかいなぁと思うことはありませんか?

そもそも体の柔らかさというのは、筋肉の柔軟性によって決まります。筋肉が柔らかくて体が良く伸びる人というのは、それだけ関節の可動域も広くなりますから、動かしたり曲げ伸ばしできる範囲も広くなるということなのです。

体が硬い人は怪我をしやすいとか、転びやすい、あちこちがコリやすいなどと言われますが、これも筋肉が硬くなり、関節の可動域が狭くなってしまったせいで起こります。つまり体が硬いのは年のせいではなく、運動不足のせいで筋力が弱ったり、凝り固まった姿勢が続いて筋肉の緊張が強くなったりして起こると考えると、まだまだ改善の余地はあると思いませんか?

筋肉が硬いと血行が悪くなって、疲労物質や老廃物などが溜まりやすく、いつまでも疲れが抜けないと感じることも多くなりますし、関節の可動域が狭くなって体も動かしづらくなってしまいます。また腰痛やひざ痛、冷え性などいろいろな悩みも増え、何より老化が進んでしまうのが怖いことですね。

柔らかくて伸び縮みがしやすい筋肉をキープできれば、それだけ老化を食い止めることもできるということになりますので、毎日の暮らしの中に筋肉の柔軟性を保つ運動や、ストレッチを組み込んで行くことをおすすめします。そこで今回はイスに座ったまま簡単にできる、足の柔軟体操をご紹介します。筋肉を柔らかくして、関節の可動域を広げる体操です。

筋肉を柔らかくする「やわらか体操」

①まずイスに座って両足をピンとまっすぐに伸ばし、かかとを床につけて両足のつま先を体の方に向けるように伸ばして6秒間キープします。スネの部分が伸びて気持ちいいですよ。

②次に両足のかかとをつけて、つま先を目一杯外側に開きます。太ももの内側あたりが伸びているのがわかると思います。この状態をまた6秒間キープ。

③最後に両足のつま先をつけて、かかとをできるだけ外に広げて6秒間キープします。股関節の外側あたりが伸びているのを感じますか?

この動きを3回繰り返して1セットです。仕事の合間や休み時間など、気がついたときに行ってください。

このような体操やストレッチを続けていると、徐々にではありますが体が柔らかくなっていることを実感できるようになると思います。体が柔らかければ疲れも溜まりにくく、いつまでも元気で若々しくいられますよ。

ただし早く成果を出したいからと、無理をして行うのは反対に体を痛める原因にもなってしまいます。あくまでも無理のない範囲でゆっくりと。体操やストレッチはコツコツと継続することが大切です。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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