ひもで簡単!下半身の左右バランス改善

ひもで簡単!下半身の左右バランス改善

あなたの股関節はゆがんでいませんか?そう聞かれてゆがんでいません、とすぐに返答できる方は少ないのではないでしょうか。では股関節がゆがむと、体にはどんな影響があるのでしょう。

今回は股関節のゆがみを「ひも」を使って矯正する、そんなお話しをお届けします。

ひもしばりで股関節のゆがみを整える

股関節と言うのは両足と骨盤をつなぎ、上半身を支えている体の中心部分です。この股関節が歪んでいると下半身の血行が悪くなり、ひざ痛や腰痛、肩こりなどの様々な不調を起こす原因になります。

また血流やリンパの流れも詰まってしまうことから、冷え性やむくみが現れたり、自律神経のバランスが乱れて、肌荒れや便秘、頭痛、不眠などの体調不良を起こすこともあります。

股関節のゆがみが取れると、これらの不調が解消されるだけでなく、お肌や髪の毛など美容面にも良い効果があります。
普段何気なく足を組むときに、いつも同じ方の足を上にする癖があったり、横すわりをしたりあぐらをかくと、いつも同じ足が上になると言う方は、股関節が歪んでいる可能性が大きいと考えていいでしょう。これからご紹介するひもしばりをして、股関節の歪みをチェックしてみて下さい。

ひもしばりで股関節の歪みをチェック

①ひもしばりに使用するひもを準備します。
・ある程度硬さのあるひもを用意してください。
※ストッキングなどの伸縮性のあるものは、しっかりと足を固定できないので向きません。
※古いネクタイや、女性であれば和服を着るときに使う腰紐などを使うと良いでしょう。
※ただし細くて体に食い込むような紐は使わないで下さい。
②ひもを巻くのはひざのすぐ上です。

2-1.両足を揃えてひもを両手で持ちます。
 

2-2.ひざ上の中央部分にかけたらそのままひざの裏側で交差させます。

2-3.前に戻して二重に巻き、ぎゅっと強めに縛ります。

※この時結び目は蝶結びにしておいてください。何か緊急なことが起きたときに、すぐに外せるようにしておくためです。

この状態でしばらく過ごしてみて、次第に違和感を感じるようなら、股関節が歪んでいると思って間違いありません。ひもで縛られて下半身が自由に動かないと、左右のバランスを崩して調整することができません。これで違和感を感じるということは、普段無意識のうちにバランスの崩れた姿勢でいるのだということを、実感していただけると思います。

ひも縛りをしばらく続けていくと、次第に股関節のゆがみは調整されていきます。椅子に座って仕事をしている時や、夜寝ている間に行ってみてください。

またもっと本格的にひもしばりをしたいときは、3ヶ所をしばるようにするとより効果があります。その場合は両足の向きをきちんと揃えて、ひざのすぐ上とひざのすぐ下、そしてくるぶしのすぐ上の順番にしばってください。

また足をひもで縛ったまま寝るのは、血流を止めてしまうのでは?と心配になるかもしれませんが、足の血管は筋肉の内側を通っているので、ひもしばりによって血行が悪くなることはありません。

ただしばり方にはくれぐれも気をつけて、いざというときにはすぐにほどけるような結び方で実行してくださいね。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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