大人になってからの扁平足が危険!全身にトラブルも?

大人になってからの扁平足が危険!全身にトラブルも?

扁平足と言ってもたかだか土踏まずがないというだけのことでしょう、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。ところが扁平足になると、自分でも気が付かないうちに足や体のいろいろな部分に影響が出てくることがあります。それはどうしてなのでしょうか。

足のアーチ

足には3つのアーチがあって、それぞれが絶妙に組み合わさってバランスを取っています。一つは足のかかとと親指の根元を結ぶ内側縦アーチもう一つはかかとと小指の根元を結ぶ2つの外側縦アーチそして親指と小指の根元を結ぶ横アーチです。これらがバネのような働きをして、足にかかる衝撃を分散し疲れにくくしてくれています。

ところがこのアーチが崩れると、クッションのように体重や衝撃を吸収して分散することが、うまくできなくなってしまいます。そのために足が疲れやすい、長く歩くと足の裏や足首が痛む、などといったことが起こりやすくなってしまいます。

足のアーチと偏平足の関係

3つのアーチの中で足の内側、つまり親指とかかとを結ぶ縦アーチが潰れた状態になるのが扁平足です。立ったときに土踏まずの部分の隙間が無くなって、ペタリと地面についてしまうために、足の裏でバランスよくしっかりと体重を支えることができません。

その状態で歩くと、足首、ひざ、ふくらはぎ、腰などに無理がかかってしまうので、足だけではなく腰や肩にまで影響がでてしまうのです。

ではなぜ内側のアーチがつぶれてしまうのかというと、その主な原因は加齢や運動不足のために筋力が低下してしまうことや、体重が増えて上から重みをかけてしまうことです。特に足のアーチを形作る骨を釣り上げている「後脛骨筋」という筋肉が衰えると、アーチが下がって崩れやすくなってしまいます。

子どもの頃から扁平足の人はいますが、その場合は足が痛くなったり不調が出ることはあまりありません。でも大人になってから扁平足になってしまった人は、足が痛いだけではなく、腰痛や肩こりなど全身のいろいろな場所に影響することが多くあります。

それは扁平足によって足のバランスが崩れ、そのせいで体に歪みが生じるからです。また扁平足になったことがきっかけで足の他の部分にも負担がかかり、横アーチまでつぶれて開張足(足が横に広がった状態)になったり、親指の骨に負荷がかかりすぎて外反母趾になってしまうこともあります。

さらに3つのアーチが崩れてしまうと、歩くときにかかとがよじれてしまうため、その影響が膝にまで出て膝の軟骨がすり減る変形性膝関節症になる危険性も増えます。ここまで行くと、本当に歩くことが大変になってしまうでしょう。

知らずしらずのうちに進んでしまうこともある、扁平足とそれに伴って起きるさまざまな影響は、放置しておくと仕事や生活に支障をきたすこともあります。そうなる前に事前の対策を始めることが大切です。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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