腰痛は長時間のデスクワークが原因の可能性も!?座り方に要注意

腰痛(ようつう)

普段から長時間デスクワークをしている方は、腰痛になりやすい傾向にあることをご存知でしょうか?

本日は、「なぜデスクワークが腰痛の原因になるのか?」「どうすれば腰痛を改善できるのか?」について考えてみましょう

座り姿勢は、上半身の体重がすべて腰にかかっている状態

座っている時は、腰部に上半身の重みがすべてのしかかっている状態になります。

よって、仕事や日常生活で座り姿勢でいることが多い方ほど、腰痛になりやすいと考えることができます。

ちなみに、立ち姿勢の際にも腰に負担がかかりやすいと言われますが、立っている時は身体にかかる負担が膝や股関節、足首などに分散されるため、腰だけに集中することはありません。

一般的に、座り姿勢では、立ち姿勢時よりも40%ほど、腰への負担が増加するというデータもあるようです

デスクワークによる腰痛は「座り姿勢の改善」で軽減される

腰痛を改善したいなら、日常生活の中でなるべく座ったままでいないよう工夫したいところですが、仕事上やむを得なく座りっぱなしという方も多いと思います。

デスクワークによる腰痛は、座り姿勢の改善でだいぶ軽減されるようです。

現状、猫背気味でパソコンに向かっていませんか?

足を組む、頬杖をつく等、身体に歪みを生じさせるような姿勢でいませんか?

普段の座り方を見直して、腰痛改善に努めましょう!

デスクワークに伴う腰痛を軽減させる姿勢のポイント

腰に負担をかけないために心がけるべきは、「座った状態で背筋や骨盤を真っ直ぐな状態に維持する」こと。

正しい姿勢を維持するための座り方のポイントとしては、以下に注意してみると良いでしょう。

✓ 椅子に深く腰掛けて、背もたれと背中をくっつける
✓ どうしても背中に空間ができてしまう、背もたれに背中をくっつけると
姿勢に違和感がある等の場合は、背もたれと背中の間にクッションを入れ、
背筋が自然な位置に固定されるよう調整する
✓ 椅子の高さは、ひざの角度が90度になるように調整する
✓ お腹と机の間をこぶし1個分空けるようにする

背中から腰にかけて真っ直ぐな状態を維持することで、血流が正常化され、腰痛改善に効果が期待できる他、仕事に集中しやすくなります。

デスクワーク時、上記のポイントにぜひ気を付けてみてください。

さらなる腰痛改善効果を期待するなら「血行改善ストレッチ」を

毎日のデスクワークによる腰痛に悩まされている方は、正しい姿勢を心がける他、血行改善に効果的なもうひと工夫に目を向けるのが得策です。

マッサージや整体に行く、腰を温める他、運動不足であればウォーキング等の軽い運動を取り入れましょう。

また、ストレッチを行い、お尻の筋肉と太ももの裏側の筋肉に働きかけるのも効果的です。

① しゃがんだ状態で、両手で外側から両足首を持ちます
② 足首を持ったまま、ゆっくりとお尻を上にあげていきます
太ももの裏側とお尻の筋肉が伸びていることを意識しながら、
痛みが出る直前まで行いましょう
③ ①②の動作を3回行います

デスクワークの合間にストレッチを行うことで、凝り固まった筋肉がほぐされ、血流が正常化し、悩みのタネの腰痛が改善されます。

免責事項
このサイトは、腰痛に関する情報提供を目的としております。
■ このサイトに記載している内容は、医学的な研究による根拠や証拠に基づいて掲載されていますが、すべての腰痛について効果を保証するものではありません。
■ 腰痛には様々な原因がありますが、まれに重大な病気やケガなどが原因となっている場合があります。万が一そのような病気やケガが発見された場合は、医師の指示に従い、原因となっている病気やケガの治療に専念してください。
■ あらゆる病気やケガの回復には個人差がありますので、効果の保証は致しかねます。ご自身の責任においてご参考ください。
■ またこちらに記載している運動やストレッチ、食事等を参考にしたことで、万一いかなる損害が生じた場合においても、当サイトはその結果に責任を負うものではありません。

【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

関連記事一覧

サイト内検索

カテゴリー一覧