首こり解消には枕選びが重要!枕の選び方を解説

首こり

肩こりや首こりの原因は「姿勢」にあることがほとんどですが、意外な盲点になっているのが「寝姿勢」です。

私たちは、一日のうちおよそ1/3を睡眠に費やしていますから、起きている時同様、寝ている時の姿勢が身体に及ぼす影響は意外にも大きいと言えます。

現状、首こりにお悩みで、一刻も早く解消したいと望む方は、枕を見直してみましょう。

本記事では、寝姿勢を正しく保ってくれる、理想的な枕の選び方を解説します。

首こり解消に、なぜ枕選びが大切なの?

肩こりや首こりには「起こりやすい姿勢」があり、具体的には肩甲骨が外側に開き、肩が前に出た状態は好ましくありません。

悪い例として、猫背気味の方をイメージしていただくと、分かりやすいでしょう。

身体に合わない枕が首こりを深刻化させる

起きているときは背中を丸めないように気を付けていても、就寝中、無意識のうちに姿勢に乱れが生じているケースは意外と多いもの。

そして、こうした寝姿勢の乱れには、枕が関係していることがほとんどです。

身体に合わない枕を使っている場合、頭部、頸部と敷布団にすき間ができ、肩甲骨が外側に開いた状態、つまり肩こりや首こりが発症しやすい姿勢になりがちになります。

首こりだけではない!身体に合わない枕が引き起こす不調症状

枕が合わないことで引き起こされる不調は、肩こりや首こりだけではありません。

例えば、寝返りが打ちづらくなることで腰に負担がかかり、腰痛を引き起こす可能性があります。

加えて、空気の流れ道(気道)が狭くなりいびきをかきやすくなる、正しい寝姿勢を保持できないため慢性的な疲労体質になる等、枕が合わないことは困った諸症状の原因ともなります。

首こり解消のために、こだわるべき枕選び


身体に合った枕を使うことで、肩こりや首こり、腰痛等、原因不明と言われる様々な体調不良を改善できるかもしれません。

それではどのような視点で枕選びをすれば良いのか、具体的にポイントを考えてみましょう。

首のカーブに合った枕の高さ

肩こりや首こりの改善には、何と言っても「枕の高さ」が重要です。

首のカーブを自然な形に維持し、首の形にフィットする枕は、頭の重さを分散してくれるので、首や肩への負担を減らしてくれるからです。

ご自身に合った枕の高さは、実際に頭をのせてみて確認できるのが理想ですが、女性で5㎝、男性で6㎝、体格がよい人であれば7㎝といった目安で考えることもできます。

後頭部や首へのフィット感

枕の高さを合わせて、こだわりたいのが「形状」です。

後頭部や首にフィットする枕は、頭と敷布団にすき間を作りにくく、首や肩への負担が小さくなる傾向があります。

この「フィット感」は、枕の高さだけでなく、形も大いに影響するのです。

具体的には、中材が動きにくいこと、後頭部を自然と受け止める形状であること、そして素材感が心地良く感じられること等が枕選びのポイントになります。

購入したてのフィット感を長持ちさせる耐久性

枕選びの意外な盲点といえば、「耐久性」です。

購入時にこだわって選んだ枕も、すぐにへたって形状が変わってしまっては何の意味もありません。

枕の耐久性を左右するのは素材ですが、一般的にはパイプやファイバー等が適切であるとされています。

ただし、素材に関してはもちろんご自身の好みによるでしょうから、へたりやすい素材の枕を購入する場合は適度に買い替える等の工夫が必要です。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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