ただのひざ痛? ほっておくと・・・

ただのひざ痛? ほっておくと・・・

最近ひざが痛むことが増えている、ひざを曲げ伸ばしするときに違和感がある。そんなひざの不調を感じながら、そのまま放っておいてはいませんか?
もしかするとそれは、変形性膝関節症の始まりかもしれません。今回は知らないうちに進行する、変形性膝関節症についてのお話をお届けします。

50代から急増する変形性膝関節症の怖さ

変形性膝関節症は、ひざの関節にある軟骨がすり減ったり、変形してしまったりして、ひざに痛みや動かしづらさなどを起こす病気です。中高年のひざの痛みのほとんどが、この変形性膝関節症が原因だと言われています。

ひざ関節の中にはプリテオグリカン複合体という物質があり、骨のクッション的な役割を果たしていますが、残念ながら40歳を過ぎる頃からその量は減少し始めます。

プリテオグリカンにはクッションとして衝撃をやわらげる以外にも、少しずつですが軟骨の修復を行うという働きがあります。ところがその量が年々少なくなっていくために、軟骨がすり減るスピードに、修復が追いつかなくなってしまうのです。

またプリテオグリカンが減ることでクッション効果も弱くなり、加齢や運動不足によってひざを支えている筋肉の働きも低下することもあって、ひざ関節にかかる負荷がどんどん大きくなってしまいます。

すると、軟骨がよりすり減りやすい状態になり、関節部分の炎症や変形が進んで、痛みや違和感を感じるようになってきます。これが変形性膝関節症と言われる症状です。

変形性膝関節症の怖いところは、気づかずに放置しておくと、炎症や軟骨のすり減りが進行して、どんどんひざにかかる負担が大きくなってしまう事です。するとそれがきっかけでロコモティブシンドローム(通称ロコモ:運動器症候群)へと進み、最悪寝たきりの状態になってしまう可能性もあるのです。 

※ロコモティブシンドロームとは、加齢に伴う筋力の低下/関節や脊髄の病気/骨粗しょう症など、運動機構が衰え、要介護や寝たきりのリスクが高い状態を表す言葉です。

実際に厚生労働省の調査でも、介護が必要となる理由として、10%以上の方が関節疾患からという報告がされています。変形性膝関節症は、初期のうちであれば進行を食い止めることもできますので、少しでも早い段階で予防や対策を始めることが大切です。

ひざが痛いと感じ始めたら、その痛みを慢性化させないような対策をしましょう。

痛みを感じると私たちの体は交感神経の緊張や運動神経の興奮のために、血管が収縮したり筋肉が緊張したりします。

すると普段よりも血流が悪くなって、本来血液が届けてくれるはずの酸素や栄養分が不足してしまいます。その結果痛みを引き起こす発痛物質の発生します。


そうなると筋肉の痛みやコリが始まり、さらに血管の収縮や筋肉の緊張が悪化して、痛みの悪循環となって慢性化してしまいます。
こうしたことを防ぐには、ひざの筋肉の緊張をほぐしてコリを取りつつ、適度な運動を続けるということが一番の対策になります。

変形性膝関節症にならないために、またなってしまったとしても進行させないために、本来は痛みを感じる前からこうしたことに取り組んで行きたいですね。

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