関節のトラブルと筋肉の柔軟性の関係

関節のトラブルと筋肉の柔軟性の関係

ひざが痛くなるのは単純に関節が悪いから、と思いこんでいませんか?でも本当は痛みを感じる原因には、筋肉の衰えや硬さが大きく関係しているのです。筋肉を鍛えたり柔軟性を高めると、ひざの痛みが軽減して動かしやすくなります。

今回はそんな、関節と筋肉の関係性についてのお話をお届けします。

筋肉が柔軟なら関節のトラブルは回避できる?

ある程度の年齢に差し掛かってくると、ひざに痛みを覚えても「もう年だから・・・」という理由で、自分を納得させてしまう方も多いのではないでしょうか。確かに年齢を重ねるとともに、軟骨のすり減りは少しずつ進みますが、心がけ次第でひざの痛みを予防したり改善することは可能です。

筋力の衰えと柔軟性の低下を防ぐという、2つのポイントからこの問題を見てみましょう。

その.1 筋肉トレーニングが、関節液の分泌の減少を防ぐのに役立つ

骨と骨の間にあってクッションの役割をしている関節軟骨は、関節包という膜で包まれていて、内側から滑液という関節液を分泌しています。

この関節液は軟骨にかかる摩擦をやわらげる、いわば潤滑油の働きをしているのですが、筋肉が衰えると関節液の分泌が減ってしまうということがわかっており、関節液の分泌が減ると関節軟骨どうしがこすれあうようになってしまいます。

関節液は骨と骨がこすれ合うのを防ぐ働きの他に、関節軟骨に酸素や栄養を与えるという大切な役割も担っています。血管がなく血液から栄養を摂取することができない関節軟骨にとって、関節液は大切な栄養源なのです。

そこで有効なのが、適度な筋肉トレーニングです。無理のない範囲での筋肉トレーニングを継続することは、筋力をあげて滑液の分泌を増やすためにも、とても大切です。

その.2 関節の可動域を狭めないために、筋肉の柔軟性を保つことが重要

関節は周囲を取り囲んでいる筋肉によって動かされています。ところがひざが痛いからと使わないでいると、だんだんと周りの筋肉がかたくなって、ひざを動かせる範囲(可動域)が狭くなってしまいます。

可動域が狭まると関節を滑らかに動かすことが難しくなり、十分な曲げ伸ばしが出来ないなど、ますます足を動かすことが困難になります。ですから日頃からストレッチや体操などで筋肉の柔らかさを保つことも、関節を守る重要な習慣といえます。

ストレッチや筋肉トレーニングは、健康や若々しさを保つためにいろいろな方面で推奨されていますが、ひざ痛の予防や改善にも繋がりますので、積極的に取り組んでいきたいものです。

安静も過ぎると筋力の低下や太り過ぎに繋がり、ますますひざに荷重をかける結果になってしまいます。そのせいで軟骨のすり減りが加速するなど、悪循環を引き起こすきっかけにもなります。

急性の症状が出ているときを除いて、無理のない範囲で少しずつでも運動を続けていきましょう。

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