ひざの水を抜くと癖になる?

ひざの水を抜くと癖になる?

ひざに水が溜まった。ひざの水を抜いてもらった。などという中高年の方のお話しを見聞きすることはありませんか?ひざに水が溜まったとき、どのような点に気を付ける必要があるのでしょうか?
今回はそんな、ひざに水が溜まった際に気をつけなければならない点についてご説明いたします。

膝に水が溜まる原因

ひざ関節内に異常な動きが出現した際、ひざの軟骨がすり減るため、軟骨の削りカスのような微小な軟骨片が生じます。この軟骨片が滑膜に吸収される際に、異物を排除するための炎症反応を起こし、滑膜の神経を刺激する為、痛みが生じます。

また、炎症を起こすと、軟骨を修復しようとして関節液が多量に分泌されます。

本来、関節液は、軟骨の摩擦をやわらげ、ひざに掛かる負担を軽減するために重要なものですが、必要以上に分泌されると、血流を悪化させる為、痛みの原因となります。

これがよくいわれる「ひざに水が溜まる」状態です。

ひざに水が溜まっているかチェックする方法

ひざの痛みに伴って、下記のような特徴がみられる場合には、ひざに水が溜まっている可能性があると思われます。

  • ひざが腫れて痛む、ひざがだるく感じる。
  • ひざのお皿(膝蓋骨)を押した際に、プヨプヨと浮いたような感じがする。
  • 何か入っているような違和感がある。
  • 正座やしゃがむ姿勢がツライ
  • ひざの曲げ伸ばしがしにくい

ひざに水が溜まったら抜くしかないの?

ひざに水が溜まった際、水を抜いた方がいいのか?抜かない方がいいのか?結論から申しますと、医師の判断になります。その理由と致しまして、ひざの水を抜くには2つの目的がある為です。

■第1の目的
診断の為で、関節液を調べる事で色々な事がわかります。ひざ関節の中で何が起こっているのかを知る為の重要な情報源となる為です。

■第2の目的
治療の為です。関節に水が溜まってしまうと、溜まった水によりひざ関節が不安定になり痛みが増す事もあります。また、関節の動きが制限されるため曲げ伸ばしがしにくくなってしまいます。
そうなると水を抜いて、水が溜まったことにより起きているひざへの負担を減らしてあげる必要がある為です。

ですので、ひざに水が溜まっている。何かおかしいと感じた際には、気づいた段階で、早めにかかりつけの医師に相談されることをお勧めします。

一度水を抜くと癖になるって本当?

また、よく言われるような「一度水を抜くと癖になる」という事も心配になってしまうと思います。

しかし、これは大きな間違いです。ひざに溜まった水を抜くと、抜いた場所にまた水が溜まるのではないか?と思ってしまいますが、実際は水を抜いたから水が溜まる癖がつくのではなく、水を抜く事が、根本的な対策ではない為、再度ひざが炎症を起こし、再度水が溜まっているだけなのです。

ですので、そうならない為には、ひざにかかる負担を軽減したり、ひざの周りの筋肉を鍛えてあげる必要があります。

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