ひざに水が溜まった時の4つの対処法

ひざに水が溜まった時の4つの対処法

実際に水が溜まってしまった際の対処法について説明させて頂きます。

ひざに水が溜まったときの4つの対処法

ひざに水が溜まっていて、急性期と呼ばれる腫れぼったく炎症を起こしている場合には、安静・アイシング・固定・圧迫・挙上の対処が有効です。

ただし、勝手な判断で対処するよりも、痛みや違和感が強い場合にはかかりつけの医師に相談されることをお勧めします。

【安静】
ひざに腫れや炎症がある場合は無理をせず、安静にする必要があります。
しかし、ひざの治療をせず、腫れや炎症が自然に引くまで、ずっと安静にしていると筋力の低下や体重増加を招き、歩行時のひざへの衝撃が大きくなり、軟骨のすり減るスピードが速くなってしまうので注意が必要です。

【アイシング】
ひざが腫れぼったく炎症を起こしている場合にはアイシングする(冷やす)事が効果的です。
保冷材等を使用して、ひざの内側からお皿までのあたりを10分程度冷やすと効果的でしょう。腫れがひどい場合には20分程度冷やしても問題ありません。※アイシングの際には、凍傷にならないように、保冷材等をタオルで巻くなど十分に注意してください。

【固定・圧迫】
ひざに無理な負担が掛からないように、ひざを固定・圧迫する事でひざを安定させることができます。テーピングやひざサポーターが効果的ですが、ひざが腫れ、炎症している際には痛みを感じるような無理な締め付けは禁物です。
テーピングの知識がないという方には、ひざのお皿を固定できて、締め付けを調整できるようなひざサポーターがおススメです。
テーピングやひざサポーターで適度に圧迫する事で、関節内の水の吸収を促してくれますのでおススメです。

【挙上】
挙上とは、患部を心臓よりも高い位置に持ち上げる事をいいます。
ひざの腫れ、炎症がひどい際には、寝ころんだ姿勢で クッション等を重ねたうえに足を置く事で心臓よりもひざの位置を高くし、まずは腫れを最小限にします。その際、同時にアイシングをしても良いです。

いかがでしたでしょうか?実際に、ひざに水が溜まってしまった際の4つの対処法についてお話させていただきました。

繰り返しひざに水が溜まらないようにするためには、無理をせず、筋肉をほぐす、少しづつ運動をする、体重を減らすなどに心がけ、ひざに負担が掛からないようにして、ひざに水が溜まってしまった根本の原因を解決するようにしましょう。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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