ひざサポーターの選び方

ひざサポーターの選び方

膝が痛いと何をするにも億劫になってしまいますよね。

立ち上がるだけも痛い、歩くのも、ましてや階段なんて痛くて上るのも辛い。そんな症状が出ているときには、ひざ専用のサポーターを使ってみるのも良い方法です。
今回はひざが痛いときに役立つ、サポーターについてのお話をお届けします。

痛むひざにはサポーターを

仕事やスポーツでアクティブに行動したくても、ひざが痛いと思うように動くこともできず、辛いですよね。

だからといって、何もしないで安静にばかりしているわけにもいきません。そんな時に役立つのが、ひざに当てる専用のサポーターです。

サポーターをつけると、不安定な状態のひざ関節がある程度安定しますので、足が動かしやすくなり痛みも軽減できます。

サポーターにはひざを圧迫して関節を安定させるものや、支柱によって関節がグラグラするのを抑え、ひざをスムーズに動かせるようにするものひざを温めて筋肉の緊張をほぐし、痛みをやわらげるものなど、目的に応じていくつかの種類があります。

選ぶ際にはサポーターのタイプや素材などを良く確認して、自分の用途に適したものを選んでくださいね。

・ひざを固定するタイプ
例えばひざを固定するタイプのものは、関節の動きをサポートしたり、無理な動きを制限したりという効果があるので、スポーツをするときや激しい動きをするときに向いています。

・ひざの動きの制限を調整できるタイプ
日中普通に仕事をしたり、用事で出かけたりするときに、立ったり歩いたり階段を上り下りするなど通常の動きをラクにしたいなら、ある程度動きの制限を調整できるタイプのものを選ぶのがいいでしょう。

・ひざを保温するタイプ
血行が悪いとか、天候や気圧の関係で特にひざが痛むという場合は、保温できるタイプのサポーターが向いているかもしれません。
あまり締め付けが強くないもので、筒状になっていて足先から通してつけるものなどが使いやすいかもしれません。素材もヒートファイバーやニット状のものを選ぶと、保温効果も高くなります。

サポーターを使うときの注意点としては、常につけっぱなしにしないこと、家に帰ったら外すことです。

サポーターをつけたままで生活していると、ひざ周りの筋肉が衰えてしまい、症状がさらに悪化する恐れがあります。 また圧迫しすぎると血流が悪くなって、ひざへの負担となることもあります。

サポーターはあくまで補助として使い、運動や筋トレをしながら筋肉を鍛えることも忘れないでください。

サポーターを購入するときは、実際に試着ができる販売店や、返品、交換ができるお店で買うと、ある程度失敗を防ぐことができて安心です。サポーターは長く付き合うものですから、本当に自分に合っているかどうかを確かめながら選んでくださいね。

つけているのに動きや痛みがラクにならないものや、つけ心地が悪いもの、すぐにズレてしまうものや通気性が悪いものは、使っていても活動の助けにはなりません。多少価格は張ったとしても、「これなら安心」というものを選ぶようにしたいですね。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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