手首の腱鞘炎にはサポーターがおすすめ!

腱鞘炎(けんしょうえん)

腱鞘炎で手首を痛めてしまった時、まずやらなければならないのは、患部をなるべく動かさずに安静にすることです。

患部を動かすことで腱鞘炎が悪化してしまう可能性が大きいので腱鞘炎になった場合は、まずは動かさないことを意識してみてください。

ただ、そうは言っても、無意識に動かしてしまうこともあるかもしれません。そこでおすすめなのが、サポーターです。

本日は、腱鞘炎時のサポーターについてお話していきます。

手首の腱鞘炎にはサポーターがおすすめ

腱鞘炎になった場合、早く治すにはサポーターで患部を固定する方法が有効です。

サポーターによって関節の動きが固定されると、思わず動かしてしまって激痛が走るということがなくなり、痛みを和らげることができますし、無意識に動かすこともなくなるので、治りが早くなります。

サポーターで強く固定するのはNG

しかし、あまりにも強く固定しすぎて患部を全く動かせない状態にしておくと、今度は日常生活に支障が出てきたり、血行が悪くなって健康被害が生じてしまうこともあります。

あまりに窮屈な場合は、サポーターの締め付けを調整するようにしてみてください。

サポーターは通気性がよく、締付けすぎないものを選ぶ

そのためにも、サポーターを付ける時には、締め付けが強すぎないものを選ぶようにしましょう。

また、装着中の蒸れやかぶれを防ぐためには、通気性が優れているものがおすすめです。

サポーターは腱鞘炎の再発防止にも有効


ほかにも、サポーターは腱鞘炎の再発防止としても役立てることができます。

腱鞘炎で手首を痛めてしまったということは、不自然な動作を繰り返していたり、長時間同じ動きをしていたことなどが原因です。

そこで、サポーターで患部を固定することにより、今までその箇所に過度な負担がかかっていたということに気が付く場合があります。

そうすると、手首の使い方が変わり、その結果腱鞘炎の再発を防ぐことにつながるかもしれません。

睡眠時にサポーターはどうするべき?

サポーターは夜寝る時に外したほうがよいのでしょうか?基本的には、就寝時はサポーターを外した方がよいです。

寝ている時は寝返りを打つくらいで、起きている時よりもあまり体を動かしませんから、患部を固定するサポーターはそれほど必要になりません。

また、サポーターは部位を締め付けるものですので、装着していない時よりは血行が悪くなっています。

それを考えると、なるべく長時間付けたままにしない方が、体への負担は少なくて済みます。

手術後など個別のケースの場合は医師に相談するべき

しかし、腱鞘炎の手術後など、サポーターで固定したままの方がよいという場合もあります。

場合によっては、サポーターを外して寝た翌朝に、痛みがひどくなっていることがあるかもしれません。

そのような個別のケースを考えると、夜間の装着有無について迷うのであれば、医師に相談するのがよいでしょう。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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