手がしびれる場合は要注意!腱鞘炎以外の病気の可能性も

腱鞘炎(けんしょうえん)

腱鞘炎はピアニストやギタリスト、美容師など指を酷使する職業の方がなりやすいと言われていましたが、最近は長時間パソコン作業をしたり、育児や家事で指や手首を使い過ぎる方の中にもだんだん増えてきました。

ただ、その一方で手がしびれる場合は腱鞘炎ではない可能性もありますので、本日は腱鞘炎とその他の病気の見分け方について説明していきます。

手は骨と腱、腱鞘、神経の4つで出来ている


手には27個の骨があり、この骨を筋肉が包んでいて、腱(けん)と呼ばれるひも状の組織によって結び付けられており、この腱が動くことで骨・関節が動き、手が動きます。

手のしびれは、骨と腱、腱鞘、神経のいずれかに問題が生じると痛みと共に手のしびれが発生します。

手や指の痛み、しびれには3種類の症状がある


手や指の痛みしびれには下記のように3種類の症状があります。

1.指を伸ばそうとすると途中で引っかかりを感じ、指が戻る
2.指が伸ばせず痛みがある
3.手を指にしびれと痛みがある

それぞれ説明していきます。

1.指を伸ばそうとすると途中で引っかかりを感じ、指が戻る

指を伸ばそうとする時に「途中で引っかかりを感じる」症状の場合は、腱鞘炎の「ばね指」です。

パソコン作業・ピアノ演奏といった手の使い過ぎが主な原因で、症状が悪化すると指が曲がったまま元に戻らなくなり、無理に戻そうとするとばねのように跳ね戻ってしまいます。

どの指でも発症しますが、親指の発症率がもっとも高い傾向があります。

2.指が伸ばせず痛みがある

指が伸ばせず痛みがある場合は、「変形性節症」や「関節リウマチ」などの病気の場合もあります。

また、骨折などの可能性もありますので、この場合、すぐに病院に行くことをおすすめします。

3.手と指にしびれと痛みがある

手と指にしびれと痛みがある場合、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)の可能性があります。

これは神経が手首で圧迫される病気であり、神経が圧迫されると、親指〜中指、また手のひらにかけてしびれと痛みが生じます。

日頃から手をよく使う40代以降の人がなりやすい病気とも言われています。

手や指の病気は予防が大切

いくつかの事例を説明させて頂きましたが、手や指を酷使することに手や指に症状が出る場合がほとんどです。

もし、日頃から手をよく使う仕事や環境にいるのであれば、腱鞘炎やその他の病気になるリスクが高いことを自覚し、早めに予防対策をしておくとよいでしょう。

予防方法は「腱鞘炎完治の近道はこれ以上悪くしないこと、3つの予防法を公開」でも書いていますのでぜひこちらも合わせてお読み下さい。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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