腱鞘炎になったら病院の何科に行くべき?受診するべきタイミングとは?

腱鞘炎(けんしょうえん)

腱鞘炎を病院で診てもらいたい時、一体何科に行けばよいのか迷ってしまう場合も多いと思います。

そこで、本日は腱鞘炎で病院に行くタイミング、そして何科を受診すべきかをお伝えいたします。

腱鞘炎で病院に行くタイミングとは?


腱鞘炎になった際に、病院に行くタイミングですが、腱鞘炎は指や手首の使い過ぎが原因ですので、基本的には、その部分を安静にしていれば改善していきます。

ですから、市販の湿布やマッサージ、テーピングなどを活用して、セルフケアで症状がおさまる場合も少なくありませんので、時々痛むくらいの初期症状であれば、わざわざ専門医に診てもらうことはないでしょう。

腱鞘炎での自己治療は「腱鞘炎で使用する湿布などの外用鎮痛消炎薬の種類や使い方は?」でも詳しく書いていますのでぜひこちらもご覧ください。

受診が必要なのは慢性的な痛みが続いている場合

受診が必要なのは、セルフケアに取組んでいてもなかなか症状が改善せず、痛みも増しているなど、慢性的な痛みが続いている場合です。

放置して悪化すると、日常生活に支障が出てきますし、自分では腱鞘炎だと思っていても、腱鞘炎ではないリウマチなど別の疾患である可能性もあります。

腱鞘炎の見分け方、確かめ方は「腱鞘炎の見分け方、確かめ方とは?セルフチェック方法をご紹介」の記事でも書いていますのでこちらも合わせてご覧ください。

2週間痛みが続く場合は病院へ

痛みを我慢して様子を見ていても、なかなか治らず気づいたら手術をしなければならないほど症状が悪化してしまうこともあります。

腱鞘炎はほったらかしにしているとどんどん症状が悪化してしいまいます。

2週間くらい経ってもひどい痛みが続くようであれば、すぐに病院へ行きましょう。

腱鞘炎になったら病院の何科に行くべき?


腱鞘炎を診察しているのは、整形外科です。

中でも、手外科が腱鞘炎治療の専門になりますので、手外科がある病院の場合には、手外科を受診しましょう。

病院では、問診のあとに、触診を行い、実際に痛みをどの程度感じるのか?どこが痛むのかを検査していきます。

その後、腱鞘炎と診断された場合は、湿布などの外用鎮痛消炎薬のほか、ギプスで患部を固定したり、炎症を抑えるステロイド注射を行って治療をするのが一般的となります。

症状が続く場合、不安があれば病院へ行くのがおすすめ

また、腱鞘炎になったら安静が必要だとわかっていても、仕事や家事でそれがどうしてもできない場合もあります。

その場合は、個人判断で誤った対策をとらないためにも、早めに専門医に相談して、手や指の使い方など有効なアドバイスを受けることをオススメします。

免責事項
このサイトは、指や手首の関節の痛みに関する情報提供を目的としております。
■ このサイトに記載している内容は、医学的な研究による根拠や証拠に基づいて掲載されていますが、すべての指や手首の関節の痛みについて効果を保証するものではありません。
■ 関節の痛みには様々な原因がありますが、まれに重大な病気やケガなどが原因となっている場合があります。万が一そのような病気やケガが発見された場合は、医師の指示に従い、原因となっている病気やケガの治療に専念してください。
■ あらゆる病気やケガの回復には個人差がありますので、効果の保証は致しかねます。ご自身の責任においてご参考ください。
■ またこちらに記載している運動やストレッチ、食事等を参考にしたことで、万一いかなる損害が生じた場合においても、当サイトはその結果に責任を負うものではありません。

【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

関連記事一覧

カテゴリー一覧