腱鞘炎完治の近道はこれ以上悪くしないこと、3つの予防法を公開 2021.07.19 HOME ブログ 腱鞘炎 腱鞘炎完治の近道はこれ以上悪くしないこと、3つの予防法を公開 腱鞘炎(けんしょうえん) 腱鞘炎は普段の生活に密接に関わっていて、最近ではスマホを多くの人が使うようにもなり、スマホ腱鞘炎などと言われる言葉も出てくるぐらいになっており、ここ数年で患者数が2倍にも急増しています。 手を酷使することで腱鞘炎になりやすくなるので、しっかりと普段の生活から予防するのが大事です。 なぜ腱鞘炎が起こるのか? では、腱鞘炎はなぜ起こるのか? 簡単に説明すると、腱鞘炎は手の使いすぎにより、骨と筋肉をつなぐ腱が炎症を起こしている状態です。 私たちの指は、手首から指先にある「腱」を動かすことで、物をつかんだり離したりすることができます。その腱を包んでいるのが「腱鞘」です。 腱鞘炎は、その腱鞘が厚くなったり硬くなったりしたことによって、「腱」と「腱鞘」がこすれてしまい、そこに腫れや痛みが生じる症状のことです。 だからこそ、腫れや痛みがひくまでは安静にすることが大事となります。 腱鞘炎完治の近道は今の状態よりも悪くしないこと、今からできる3つの対策 痛みを治すためには安静が必要となりますが、それでも安静にしていられない場合も多いと思います。 そこで本日は、腱鞘炎になった場合でもなるべく予防しながら今以上に症状を悪化させない3つの方法をお伝えさせて頂きます。 1.パソコン操作ではマウスの持ち方に注意 パソコンは両手の指を使ってキーボードを打ちます。 だから1日中パソコンを使っている人は、指を激しく動かし続けているわけですから、その分腱鞘炎になる危険性が高いと言えるでしょう。 長時間操作するときは時々休憩する・キーボードやマウスの操作では、アームレストやマウスパッドを使い手首への負担を減らすのがおすすめです。 パソコン腱鞘炎については「急増しているパソコン腱鞘炎の原因と対策とは?」の記事でも詳しく書いていますのでぜひ読んでみて下さい。 2.スマートフォンを片手でいじらない スマートフォンは多くの人にとって手放せないものとなっており、暇があればスマホを触ったりしている人も多いのではないでしょうか。 多くの人はスマホを片手、特に親指で操作している人が多く、親指が腱鞘炎になりやすくなるので、時々反対の手やもしくは両手で操作したりすることにより片手のみへの負担を減らすのが大事です。 スマホ腱鞘炎については「急増しているパソコン腱鞘炎の原因と対策とは?」の記事でも詳しく書いていますのでぜひ読んでみて下さい。 3.重いものを持つ時は工夫する 重い物を何度も持つようなときも手首が痛み腱鞘炎になるので、育児で赤ん坊を抱っこすることが多い人は、手首だけで持ち上げるのではなく抱っこひもを使ったり、また身体全体を使って持ち上げるようにするのがおすすめです。 どうしても長時間手首や指を使うときは、手首や指にサポーターをつけて負担を減らし、腱鞘炎を予防するようにしてください。 普段の生活から手を酷使しない 腱鞘炎はたくさんの人がなる一方で防げる病気でもあります。 特に、一度腱鞘炎になった方は次に再発しないように普段の生活から手を酷使しないように心がけるのが大事です。 免責事項 このサイトは、指や手首の関節の痛みに関する情報提供を目的としております。 ■ このサイトに記載している内容は、医学的な研究による根拠や証拠に基づいて掲載されていますが、すべての指や手首の関節の痛みについて効果を保証するものではありません。 ■ 関節の痛みには様々な原因がありますが、まれに重大な病気やケガなどが原因となっている場合があります。万が一そのような病気やケガが発見された場合は、医師の指示に従い、原因となっている病気やケガの治療に専念してください。 ■ あらゆる病気やケガの回復には個人差がありますので、効果の保証は致しかねます。ご自身の責任においてご参考ください。 ■ またこちらに記載している運動やストレッチ、食事等を参考にしたことで、万一いかなる損害が生じた場合においても、当サイトはその結果に責任を負うものではありません。 【理学療法士監修】寺﨑 裕亮 Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 腱鞘炎 腱鞘炎 腱鞘炎は2種類ある!?痛みの場所により呼び名が変わる?あなたはどっち? 手がしびれる場合は要注意!腱鞘炎以外の病気の可能性も 関連記事一覧 スマホ腱鞘炎が増加中!あなたは大丈夫? 2021.03.22 腱鞘炎の治療期間は?どれぐらいで治るのか? 2021.04.19 腱鞘炎になったら知っておきたいこと 2021.04.12 腱鞘炎の見分け方、確かめ方とは?セルフチェック方法をご紹介 2021.03.15