腰痛に効果的な足のツボとは?自分でもできる方法を解説

腰痛(ようつう)

身体のあらゆる不調に効く足ツボには、もちろん腰痛改善に効果的なものもあります。

現状、病院に行くまでではないものの、腰回りに違和感や重だるさのある方は、まず足のツボ押しを試されてみると良いかもしれません。

いざ腰痛改善!まずは足ツボ前の下準備から

さっそく腰痛に効く足ツボをご紹介する前に、まずはツボ押し効果を高める下準備から。

ツボ押しをする前に確認すべき3点をご紹介しましょう。

足ツボ下準備① 身体を温めてから行おう

足ツボは、しっかり身体を温めてから行うのが大原則です。

入浴(足湯も可)後、血行が促進された状態で行うことで、ツボ押しの効果が高まります。

併せて、足に触れる手もしっかり温めておきましょう。

入浴が難しい場合、洗面器等に42〜43℃のお湯を張り、そこに手を浸してからツボ押しを行うと効果が高まります。

足ツボ下準備② クリームやオイルで肌すべりを良くする

足ツボを押す場合、普段から足ツボを押していない場合、痛みを感じる場合があります。

なので、できれば足にクリームやオイルを塗布してから行うと、肌すべりが良くなりマッサージ効果が期待できるのでお勧めです。

足裏をマッサージする専用のクリームなどもありますが、家になければボディークリームなどで代用しても大丈夫ですが、継続して足ツボを押す場合は、市販のものでいいので購入してみてください。

足ツボ下準備③ ツボ押しの正しい姿勢をマスター

足ツボは指先だけで押すものと思われがちですが、正しくは身体全体の重さを使って押し込むものです。

手の指先だけで押した場合、力が入りづらくきちんと押せない場合が多いです。

ポイントとしては、身体に足を近づけ、上半身の重心を手にのせるイメージで行うと疲れにくく、しかも足ツボ効果が高まります。

腰痛に効く足ツボ一覧

足ツボのための下準備が整ったら、さっそく腰痛に効果的なポイントを押していきます。

ここでは、初期段階の腰痛、慢性化した腰痛、腰痛の主症状になりやすい坐骨神経痛に効く足ツボをそれぞれご紹介しましょう。

最近どうも腰痛気味・・・まず試すべき足ツボ「崑崙(こんろん)」

くるぶしの頂点からアキレス腱とぶつかるところにある「崑崙(こんろん)」。

腰痛に悩み始めた方の中には、この「崑崙(こんろん)」にあたる部分が腫れているケースが見受けられます。

<足ツボの押し方>
① 親指の先を「崑崙(こんろん)」にあて、親指以外の指で足首をつかみます

② 「2~3秒押してから離す」の動作を3~5分繰り返しましょう

指圧の強さとしては、「痛みを感じる手前の強さ」が理想的です

慢性的な腰痛に効く足ツボ「照海(しょうかい)」

内くるぶしの突起から、親指の幅だけ下がったところにある「照海(しょうかい)」。

仙骨周辺や骨盤の奥に慢性的な痛み、違和感がある方は、このツボを刺激しましょう。

<足ツボの押し方>
① 親指でツボを3~5秒押し込み、その後ゆっくりと離します

② ①を3~5分間繰り返すと効果的です

坐骨神経痛に効く反射区

両くるぶしの後ろを通るように伸ばしたライン上、足首より上の部分が、坐骨神経痛に効くツボです。

お尻から足にかけてのしびれや違和感、痛みにお悩みの方は、試してみてください。

この反射区への刺激は、指の腹を使って肌を滑らせていくやり方のため、クリームやオイル等で滑りを良くしておくことをお勧めします。

<足ツボの押し方>
① 足の親指の付け根からくるぶし、かかとに向けて指を滑らせます

② その後、すねの骨の内側、外側を、下から上に向けて指圧しながら指を滑らせます

腰痛に効くツボ押し、注意点は?

以上、腰痛にお悩みの方の典型的な症例に合わせて、3種類のツボ押しをご紹介しました。

ツボ押しをする際に気を付けるべきことは、「力強く押し過ぎないこと」「長時間やり過ぎないこと」。

いずれも、あざや傷ができたり、揉み返しがきたりする原因になりますので、やり過ぎは厳禁です。

あくまでほどほどに、心地良く感じられる範囲でお試しください。

免責事項
このサイトは、腰痛に関する情報提供を目的としております。
■ このサイトに記載している内容は、医学的な研究による根拠や証拠に基づいて掲載されていますが、すべての腰痛について効果を保証するものではありません。
■ 腰痛には様々な原因がありますが、まれに重大な病気やケガなどが原因となっている場合があります。万が一そのような病気やケガが発見された場合は、医師の指示に従い、原因となっている病気やケガの治療に専念してください。
■ あらゆる病気やケガの回復には個人差がありますので、効果の保証は致しかねます。ご自身の責任においてご参考ください。
■ またこちらに記載している運動やストレッチ、食事等を参考にしたことで、万一いかなる損害が生じた場合においても、当サイトはその結果に責任を負うものではありません。

【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

関連記事一覧

カテゴリー一覧