運転中の腰痛をやわらげる方法とは?

腰痛(ようつう)

今や、日本人の4人に1人が「腰痛持ち」とされるデータがあるほど、私たちにとって身近ともいえる「腰痛」。

皆さんの中には、「日常的に腰痛を感じつつも、騙し騙し、何とか生活している」という方も多いのではないでしょうか?

普段の生活では、姿勢を変えたり、身体を動かしたりして緩和できる腰痛も、姿勢が固定される腰痛となれば痛みを紛らわせることは難しくなります。

運転中の辛い腰痛に、どう対応すれば良いのでしょうか?

本日は、「運転中の腰痛をやわらげる方法」を解説します。

運転中の腰痛は「姿勢改善」で劇的に緩和

運転中の腰痛をやわらげる方法を考える上では、腰痛が起こる原因を正しく理解することが肝心です。

腰痛の原因を知ることで、効果的な対処法に目を向けることができるようになります。

運転中の腰痛の原因は「血行不良」

病気等で原因が特定されている腰痛を患っているわけではない場合、運転中に生じる腰痛は「血行不良」によるものです。

立ち姿勢では腰にかかる身体の重さは両足に分散されますが、座った姿勢の場合、これが腰に集中してかかってしまいます。

この時、身体を動かすことができれば体勢を変えられるのですが、運転中では腰がシートに固定された状態が続きます。

すると、血行不良が生じて血液中に老廃物が溜まり、これらが神経を圧迫し始めると腰痛が感じられるようになるというわけです。

運転中は、背骨のS字を意識した正しい姿勢を心がける

運転中の腰痛をやわらげるためには、こまめに休憩して身体を動かすことで血行不良の改善を図れると良いのですが、この他にも「正しい姿勢」を心がけることで腰にかかる負担を極力分散させる工夫が必要です。

正しい姿勢とは、背骨全体が大きなS字を描いている状態を指します。

具体的には、胸を張った時に、腰椎(腰周りの骨)が仙骨(腰の下からお尻にかけての骨)よりも前側にくるようにすると、正しいS字が描かれます。

運転時には、「シートの奥に腰がくるように腰かける」「ランバーサポートがあるならばできるだけ前に出す(ない場合にはクッションなどを挟む)」「シートの背もたれを起こす」といった工夫により、姿勢を維持しやすくなります。

運転中の腰痛対策に!意外とあなどれない「休憩中のストレッチ」

運転中の腰痛対策として、正しい姿勢の維持と併せて行いたいのが「休憩中のストレッチ」です。

1.立った状態で、両手を後ろに組み、息をめいっぱい吸いこむ。
2.息を吐きながら、肩と手を後ろに引き、頭も後ろ側へと倒し、背骨をそらせる
胸をつき出しながら、腕を後方に引っ張るようなイメージです。

運転の合間にストレッチを5セット行うことで、肩や腰の疲労感がだいぶ軽減されます。

運転中の腰痛対策


運転中の腰痛をやわらげる方法としては、前述の通り、「正しい姿勢の維持」「ストレッチ」が効果的ですが、これらの他にも普段から心がけておくべき腰痛対策をご紹介しましょう。

運転中の「水分控え」に要注意

血行を良くするためには、こまめな水分補給が欠かせません。

体内の水分が不足すると血液がドロドロになり、血行不良による身体の不調が生じやすくなります。

もちろん、腰痛も血行不良によって生じる不調の一つですから、普段から腰痛に悩まされている方は、水分補給を意識されてみると良いでしょう。

特に、運転中は「トイレに行けない」と考えることから水分を控えがちですが、腰痛対策としては運転中こそ水分を摂ることが大切です。

腰痛対策に!男性ドライバーも注目すべき「温活」

血行不良対策として有効なのが、「温活」です。

温活とは、身体を温めて不調を整える取り組みのことで、血行不良の引き金となる冷えを取り除くのに効果的です。

健康管理や美容の観点から、女性の間では比較的定着していますが、男性にとっては「温活」といってもまだまだピンとこないかもしれません。

入浴やサウナ等で身体を温め、腰痛の原因となる血行不良の改善はもちろん、疲労回復、リフレッシュを図ってみてはいかがでしょうか?

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■ このサイトに記載している内容は、医学的な研究による根拠や証拠に基づいて掲載されていますが、すべての腰痛について効果を保証するものではありません。
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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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