ぎっくり腰が起こる前兆とは?予防方法と対策とは?

腰痛(ようつう)

ぎっくり腰というと、突発的に「ぐきっ」とやってしまうイメージがありますが、急に生じるパターンばかりでなく、少し前から腰回りに異変が生じていることもあります。

ぎっくり腰につながりそうな腰痛の前兆を知り、予防・症状改善に努めましょう。

こんな腰痛はぎっくり腰の前兆かも

ぎっくり腰自体はある日突然のことかもしれませんが、ぎっくり腰になりやすい腰というのは日々の生活習慣、身体の状態によって作られています。

以下3つのポイントをチェックし、「自分の腰もこんな状態だな」と感じられる場合は、ぎっくり腰予備軍であることを自覚する必要がありそうです。

重だるさ、凝り固まった感のある腰

仕事柄、普段から座りっぱなし、もしくは立ちっぱなしといった方も多いのではないでしょうか?

長時間同じ姿勢をとり続けた時、腰が重く感じる、凝り固まっていると感じられることもあるかと思います。

このような違和感の背景には、腰や殿部の筋肉、腸腰筋に生じる疲労、筋膜にヨレが生じたままの状態で維持されることにより、血液循環が異常となっているケースが考えられます。

長期に渡り腰に違和感のある状態が続くと、些細な動作でもぎっくり腰になってしまうことがあるのです。

寝返りを打つのが辛いと感じられる腰

常日頃から腰が凝り固まって血液循環が上手くいっていないと、睡眠中に同じ姿勢が続くだけで腰回りが動きにくくなります。

例えば、寝返りを打とうとしても、その動作が辛く感じられることも。

かといって、寝返りをしない状態では腰回りはますます凝り固まるという悪循環が生じます。

ぎっくり腰になる前に、眠っているときに違和感があるという方は多いようです

屈んだ際に違和感のある腰

腰を曲げにくい、屈みにくいという症状も、ぎっくり腰の前兆となる腰痛の典型です。

この場合、腰回りの筋肉が凝り固まり、血液循環が異常となることで、些細なことで腰痛を感じやすくなっている他、骨盤の歪みによって些細な動作で腰痛や違和感が生じやすくなっています。

ぎっくり腰の前兆となる腰痛を予防しよう!

いかがでしょうか?

現状、腰に違和感を抱える方であれば、前項で挙げた症状の中に「これは当てはまるな」と感じるものがあったのではないでしょうか?

ぎっくり腰の前兆となるような腰痛がある場合、まずは生活習慣の見直しをされてみることをお勧めします。

具体的には、日頃から同じ姿勢をとり続けないように意識的に姿勢を変える他、ストレッチをして腰回りの筋肉をほぐしておく、ゆっくりと湯船に浸かって血行改善に努める、ウォーキング等の軽い運動で筋肉をほぐすとともに筋力アップを図る、体幹を鍛えることで身体の歪みを改善する等があります。

もちろん、整体等で身体の状態を整えておくという手段もありますね。

ぎっくり腰になる前に、前兆の段階から腰痛対策を実践しましょう!

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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