肩こりは温めて治す!肩の冷えには気をつけて

肩こり

現状、慢性的な肩こりにお悩みの方も多いと思いますが、大半の方が「ある程度の肩こりは仕方がないもの」として前向きな治療を諦めているようです。

ところが、肩こりは「温めること」で辛い痛みを格段に緩和させることができます。

本日は、肩が冷える原因や肩こりとの関係性、効果的に肩を温めるポイントについて解説していきます。

肩の冷えが肩こりの原因になる理由とは?

肩こりの原因のひとつに血行不良が挙げられますが、血行が悪化する背景には「冷え」が大きく関わっています。

肩の冷えと肩こりの関係性

肩こりにお悩みの方であれば、肩を触って「冷たい」と感じるかもしれません。

「冷たい」ということは、血行が悪くなり温かい血液が毛細血管に十分に流れなくなっている状態のこと。

血行不良により、肩周りに疲労物質や痛み物質が蓄積され、これが筋肉のこわばりや痛みの直接的な原因となるのです。

このように、肩の冷えと肩こりは密接に関係している、と考えることができます。

肩を動かさないことでどんどん冷え体質になり、肩こり悪化へ

血行不良によって肩が冷えてしまう原因には、ストレスや運動不足が挙げられます。

ストレスを感じた状態で筋肉は緊張して硬くなりますが、この硬くなった筋肉によって血管圧迫が生じます。

血管が圧迫されることで血行が悪くなり、肩は冷たく感じられるのです。

加えて、肩を動かさないことでも筋肉は硬くなっていきます。

特に、パソコンやスマホの操作、立ち仕事等で長時間同じ姿勢をし続けることで、慢性的に筋肉にこわばりが生じている方は多いのではないでしょうか。

肩の筋肉が硬くなると、「血行不良→肩の冷え→肩こり」の悪循環に陥ることになります。

肩こりが深刻なものとなる前に、肩の冷えを改善させる方法を考える必要があります。

肩こり改善に!効果的に肩を温める方法


肩の冷えをとるために、肩を温めることに目を向けましょう。

肩を温めるためには、「外側」から、そして「内側」からの2つのアプローチがあります。

肩を直接温める

冷えている肩を外側から温めることで、血行が良くなり、疲労物質や痛み物質の滞りを流すことができます。

ただし、肩こり改善の効果を期待するなら、筋肉の表面のみではなく、深部までしっかり温める必要があります。

具体的には、45℃以上で温めることを前提として、40℃以下の場合であれば長時間温めるようにしましょう。

また、肩こり改善のために温める位置は、肩~肩甲骨の間にある僧帽筋のあたりを意識します。

肩の筋肉を動かして、血行改善を促す

凝り固まった肩の筋肉を温めてほぐすためには、運動が効果的です。

運動といってもハードなものではなく、ストレッチ等の簡単に行えるもので問題ありません。

肩に手を当てて腕を回す「肩回し運動」を、肩表面の筋肉だけでなく、深部の筋肉も動かすよう意識しながら行うのが効果的です。

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【理学療法士監修】寺﨑 裕亮

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